こんにちは。
みぴたです!
特に初めての育児はがむしゃらで、闇雲で、悩んでいるうちにいつの間にか育っていた、なんてことが多いのではと思います。
私が勤めていた保育施設では多くの乳幼児をお預かりしていました。
今回は、成長過程で保育士が特に確認しているポイントと触れ合い方(遊び方)を紹介します。
子どもの成長過程を見える化することで、子どもの成長を実感できます。
子どもによって大きな個人差がありますので、あくまで目安と考えてください。
保育士は子どもの発達について勉強していますが、配属先は保育所・幼稚園等の施設の種類により担当する子どもの年齢は様々です。今回紹介するポイントは、新しく配属された新人に、先輩が伝えているポイントをまとめたものなので、少し難しく感じられるかもしれません。
運動
新生児は外から音や光に対して無意識に体が動く原始反射運動をします。
原始反射運動とは、脳が発達していないため、光や声、物音等外からの刺激で体が無意識に動くことです。胎生(お腹の中)5~6ヵ月から、脳が発達し自分の意思で体を動かせるようになる生後3~4ヵ月頃には消失します。
- モロー反射・・・大きな音にハッと両腕を広げ、抱きつこうとする動作
- 非対象性緊張性頸(けい)反射・・・顔を向けた側の腕が伸びる動作(右側を向くと右腕がびよんと伸びる)
- 把握反射・・・掌や足の裏を触ると、指を曲げて握ろうとする動作。6ヵ月頃まで続きます。
- 口唇探索(こうしんたんさく)反射・・・ほっぺたや口に何かが触れると吸いつこうとする動作。3~4ヵ月頃まで続きます。
- 吸啜(きゅうてつ)反射・・・唇を触ると吸いつことする動作。3~4ヵ月頃まで続きます。
- この時期の赤ちゃんは肘や膝を軽く曲げていますが、それは筋肉の中でも手足を曲げる筋肉(屈折群)の力が強いためです。
- この時期は親指を手のひらの内側へ入れ、しっかり握りこんでいます。
手のひらのしわによくゴミが入り込みます(´・ω・`)
無理に開かせようとするのではなく、手の甲をさすってあげるとふわ~っと開きます。
- また、うつ伏せでは頭は全く上がりません。
社会
- 声の高低や音の強弱を聞き分けることができます。
- 視界は20㎝~25㎝の範囲で、抱っこした時に顔が見えるくらいの距離です。
- あやして笑うということはありませんが、自発的微笑といって、顔の筋肉が動いて笑っているように見えることがあります。
- 快や不快の感覚はあるので、お腹が空いていれば泣きます。
言語
- 快や不快の感覚はありますが、泣き声は未分化で、お腹が空いていても、オムツが気持ち悪くなっても泣き声は同じです。
- この時期は泣いたりうなったりすることしかできません。
ふれあい方(遊び方)
この時期は母親の体力を回復すべき時期です。
ホルモンバランスも崩れ、感情の起伏が激しくなるガルガル期という現象さえあります。
子どもとのふれあいも大切ですが、母親の体調をまずは確認しましょう。
この時期はおもちゃを使って遊んだり、あやして笑わせたりすることはできません。
- とにかく抱っこしてスキンシップをとりましょう。
- この時期しかない原始反射を楽しむのもよし!(頬っぺをツンツンして吸い付こうとするか試してみたり、寝ながら笑っている様子を眺めたり)
- 新生児期はあっという間に終わってしまうので、写真やムービーを意識して撮りましょう!(あれ!?少ない!と後で気づきます・・)
ということで今回は、【保育士が着目】0歳0ヵ月の発達の目安とふれ合い方(遊び方)、でした。
この0歳0か月ですが、私がYouTubeでよく見ているてぃ先生も同じテーマで取り上げておられたので、こちらもぜひ見てください。